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解体工事にかかる期間はどれくらい? - 相談から工事完了までの流れを解説

解体

空き家をそのまま放置しておくことは、いろいろリスクがあるため、解体を考える方々もいらっしゃることでしょう。

 

実際に、解体作業がどのような工程で行われるのかわからないという方々が多いため、今回は、解体工事のだいたいのフローについて解説します。

 

解体工事にかかるおおよその日数

 

解体工事の工期は、その建築物がどのように作られているかによって違いが出てきます。

 

・木造家屋(延床面積約30坪2階建て)の場合

 

延床面積30坪、木造2階建て

 

解体期間  1週間~10日あたり

 

延床面積80坪、木造2階建て

 

解体期間  2週間~20日あたり

 

・鉄骨造家屋(延床面積約30坪2階建て)の場合

 

延床面積30坪、鉄骨造2階建て

 

解体期間   15日あたり

 

延床面積80坪程度、鉄骨造3階建て

 

解体期間   20日~30日あたり

 

・鉄筋コンクリート造(延床面積約30坪2階建て)の場合

 

延床面積30坪、鉄筋コンクリート造2階建て

 

解体期間  15日~20日あたり

 

延床面積50坪、鉄筋コンクリート造3階建て

 

解体期間  20日~40日あたり

 

 

 

解体工事に入る前

 

まず、最初のステップは、業者が解体工事をスタートするまでの準備段階です。

 

解体工事に入るまでにも、いろいろしなければならない手続きがあります。

 

まずは、建築リサイクル法の届け出です。(*床面積80㎡未満の場合は不要)

 

着工する1週間前までに手続きする必要があります。

 

道路使用許申請は、着工に入る1週間前までに手続きします。

 

ライフラインの停止手続きも必要です。着工の1週間前までに手続きを済ませましょう。

(*散水養生のため、水道だけは残しておく場合があります)

 

建築物除却届は、着工の前日までに手続きします。(*床面積10㎡以内or建て替え目的の場合必要ありません)

 

アスベスト除去の届け出は、着工に入る2週間前までに手続きが必要です。

 

慌てないためにも、少なくとも着工する日の1カ月前から、業者に諸々の手続きを全部委託するのか、また、自身でするのか、自身でするならいつすればいいか、などに対して、業者に相談しながら計画を進行させるといいでしょう。

 

不用な家具や家電製品の処理に対しても、ある程度の期間が必要です。自身のペースで構わないですが、慌てないためにもできるだけ早い時期から、お家の中を整理する意識はもつていたいです。

 

家屋本体の解体

 

延床面積が30坪前後の木造家屋の解体工事ではおおよそ日数は4~10日ほどかかることになりますが、建築物の大きさ、構造、建材などによって日数には違いが出てきます。

 

詳しく日数や費用を知りたいと思えば、実際に解体業者に依頼し、現地調査をしてもらい、見積書を作成してもらうといいでしょう。

 

延床面積30坪の木造建築の場合            4~10日あたり

延床面積80坪の木造建築の場合            14日~20日あたり

 

がだいたいの目安です。

 

外構の解体

 

外構設備には、門柱・門扉、ブロック塀、物置……などがあります。

 

門柱・門扉       

日数 1日程

 

ブロック塀(高さ:1.2m×長さ:20m)          

日数 1~2日程

 

物置     

日数 1~3日程

 

カーポートやガレージ  

日数 1~5日程

 

庭木の伐採       

日数 1~2日程

 

がだいたいの目安です。

 

外構設備の多くには、コンクリートやモルタル、鉄筋で固めた基礎部があります。普段目にしている部分よりも、基礎部を解体するためにそうとう時間を要すことがあります。

外構設備の数や基礎部分の広さなどによっても、解体する日数に違いが出てきてしまうことでしょう。

 

整地

 

建築物、また、外構を撤去した後、土地は、石や瓦礫、木片が掘り起こされ、地面もいたって凸凹な状態です。整地の工程では、石や瓦礫、木片を取り除き、土地をなだらかな状態にします。

 

整地作業で大事になるのは、その後土地の利用方法に合わせることです。そのようなことを無視してしまえば、後追加で整地を依頼しなければならなかったり、整地の状態が悪いと工事が中断することがあります。

 

解体後行う手続き

 

空き家を解体した後、建築物滅失登記の手続きが必要です。

 

建築物滅失登記は、その建築物が解体され、消滅したことを証明する登記です。この手続きをしなければ、建築物は依然存続しているものと判断され、固定資産税がかかり続けてしますことになります。

 

解体工事が終了してから1か月以内に済ます必要があります。

 

 

解体工事の日数が増えてしまう原因

 

ビルや、マンションなどの場合、一戸建て家屋とは違い、そのメカニズムは細かく、かつ複雑であるため、解体工事にかかる手間や、処理しなければならない廃棄物の量も嵩み、それだけ工事に要する日数も多くなります。

 

戸建て住宅や、集合住宅においても工事の日数が延長してしまうことがあります。要因には、

 

  • 不用な家具や家電製品の処分が多い。
  • 屋根材に瓦を使用している
  • 建築物にアスベストの吹き付けやアスベストが含まれた建材が使われている
  • 付帯工事が多い

 

などをあげることができます。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしょうか。今回は、解体工事のだいたいの流れと、かかる日数について解説しました。おおかたはじめての体験で、いろいろとわからないことがあるという方々がほとんどでしょう。

 

 

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