お役立ち情報

空き家 自治体の取り組みから見えること

解体

空き家をどうすればいいか、悩んでいる方々も多いことでしょう。

 

空き家をそのまま放置しておくことで、倒壊してしまうかもしれませんし、犯罪の現場となってしまう危険もあります。

 

今回は、空き家放置のリスクを減らすための、それぞれ自治体における、空き家問題の取り組みについて解説をします。

 

石川県金沢市

 

 

石川県金沢市において、地域住民の方々のために、「みんなで取り組む空き家対策」というハンドブックが作成されています。

 

空き家問題に直面している方々に対しても、また、そうではない方々に対しても、みなさんが地域でひとつになって空き家の問題を考えようという取り組みが行われています。

 

また、石川県金沢市では、地域連携の空き家活用事業として、空き家を地域の集会所などとして利用する際に使用することができる補助制度が用意されています。

 

 

宮城県仙台市

 

宮城県仙台市では、現在空き家を所有している方々、また、空き家になってしまう見込みのある方々を対象として、空き家に対しての相談会が開催されています。司法書士であったり、行政書士、宅地建物取引士、建築士、税理士、法務局職員……などと言った専門家へ、空き家に対してのみなさんの素朴な悩みを無料で相談することができます。

 

また、平成29年度~令和3年度までを計画期間とした「仙台市空家等対策計画」が策定され、適切に管理が行われていない空家などの対策、活用に関しての施策を、総合的に、かつ計画的に推進することを目的として活動を行ってきました。

 

群馬県伊勢崎市

 

群馬県伊勢崎市では、空き家が発生することを予防、また、空き家の活用推進を図るため、空き家情報バンク事業が実施されています。

 

空き家情報バンクは、市内で登録した空き家の購入、また賃貸借を希望する方々にその情報を発信します。

 

また、群馬県伊勢崎市では、空家等対策協議会を設定し、空き家の対策計画であったり、補助金の交付、特定空き家への対応……などといったことを行政や学識者をまじえ審議しています。

 

岡山県笠岡市

岡山県笠岡市では、老朽化などによって危険化している空き家の解体工事にかかる費用の一部を補助する制度を設けています。

 

補助対象経費の50/100に相当する額以内で利用でき、上限の額は50万円までとなっています。

 

山形県酒田市

 

山形県酒田市では、酒田市空き家等ネットワーク協議会を設置し、「酒田市空き家等情報サイト」を運営、酒田市内の空き家や空き地の情報以外にも、所有している空き家の売却であったり、解体費用、空き家の相続手続き……などの情報を得ることができます。

 

また、山形県酒田市では定期的に無料相談会も実施され、空き家を売買することであったり、解体工事、相続手続き……など、空き家に対しての相談を気軽に行うことができます。

 

埼玉県

 

埼玉県において、「空き家の持ち主応援隊」が結成され、空き家対策を講じています。

 

空き家の持ち主応援隊は、地域の不動産団体であり、空き家の管理、また、売却や賃貸、解体工事……など様々なことを気軽に相談でき、依頼できるエリアの不動産業者を簡単に検索することができます。

 

また、埼玉県では、埼玉県内の空き家バンクがまとめて掲載された公式サイトが提供されています。10の地域に分類され、それぞれの自治体の空き家バンクの公式サイトにリンクが貼られているため、空き家を借りたいと思っている方々が比較・検討するとき、便利に使用することができます。

 

空き家バンク制度とは

 

空き家バンクとは、自治体が運営している空き家の情報提供システムのことです。

 

平成27年には、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されることとなり、空き家対策の一環として、それぞれ自治体において、空き家バンクの運営がはじまっています。

 

空き家バンクには、空き家を現在必要ないから売りたい……とか、家賃収入を得るため空き家を貸したい……などといった方々が所有している空き家情報がたくさん掲載されています。

 

ネットを接続することができる環境があれば、それぞれの自治体で行われている空き家バンクに簡単にアクセスすることができ、登録されている物件情報を閲覧することができます。

 

この空き家バンクは、営利用途で開設されたサービスではなく、あくまで、空き家問題の解決に貢献するため開設されているサイトであるため、物件情報はみなさんが無料で掲載できます。地元の人はもちろんのこと、移住希望者などにも幅広くアピールすることが可能です。

 

また、自治体の中には、空き家所有者の管理や改修の負担軽減につながる、補助金や助成金を用意していることがあります。

 

例えば、空き家を生活困窮者向けに改修した所有者へ支給する補助金であったり、リフォーム工事に必要となる資金を援助する制度などが提供され、このような補助金制度を有効活用し、物件の価値を高め、売却額の向上も実現することができます。

 

空き家バンクの自治体の取り組み

 

愛知県瀬戸市では、空き家見学ツアーが開催され、空き家有効利用のための試みが行われています。公式サイトによる積極的な情報発信が行われ、通常よくある空き家以外、空き工房であったり、空き店舗などの情報も知ることができます。

 

結果、空き家をアトリエなどとして活用したいと思っているアーティストなども意欲的に参加し、成約につながっています。

 

また、徳島県三好市では、市民をサポートする集落支援スタッフが担当エリアを巡回する際、空き家バンクの周知チラシを配布しています。空き家の所有者に対し、支援スタッフが空き家バンク事業をわかりやすく説明することで、効果につながっています。

 

まとめ

いかがでしょうか。それぞれ自治体で行われている空き家対策は、空き家の数を減少させることが目的であり、空き家所有者の対策に講じるモチベーションをアップさせるためのものです。

ぜひ、ご自身の自治体で、どのような取り組みがされているのか、しっかり確認しておきたいです。

 

解体アスベスト相談窓口は、空き家問題・対策などいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

解体アスベスト相談窓口に相談することで、きっと空き家の良い解決方法を見つけることができるでしょう!

 

ぜひ一度気軽にご訪問ください。

運営会社:セイエイグループ株式会社
© 解体アスベスト相談窓口 All right reserved.