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【都道府県】 空き家の現状を調査 深刻化する問題とどう向き合えばいい?

空き家

ある調査によれば、空き家の所有者の方々にお家が空き家になってどれくらいたちますか?と聞いてみたところ、10年以上と回答した方々が22.2%でした。

 

続き、3年から5年と回答した方々は、21.9%、1年から3年と回答した方々は20.5%という結果です。

 

 

空き家も、そこに意識を注がなければ、ただ、人間と同様にして老化していくばかりです。

 

また、今後、空き家に自身が、また親族の方々が住む予定があるかの質問には、80.9%の方々が「NO」と回答しています。

 

それでは、今後、空き家はどうするつもりなのか問えば、38.0%の方々が、土地や家を売却すると回答しているのですが、29.5%の人たちが特にない……と回答しています。

 

こんなに多くの方々が、空き家に対して無策なのです。

 

まずは、空き家の厳しい現状を知ることからはじめてみましょう。

 

 

空き家のランキングでを検証する

 

現在、空き家が大きく社会問題としてクローズアップされているのは、これほどまでに空き家の数が増加しているからです。

 

この数を知れば、みなさんも、いま空き家をどうにかしないことには大変なことになると思うのではないでしょうか。

 

47都道府県の中で空き家率が高い県は以下の通りです。

 

No.1:和歌山県 21.2%

No.2:徳島県 21.2%

No.3:山梨県 20.5%

No.4:鹿児島県 20.4%

No.5:高知県 20.3%

 

 

和歌山県

 

 

和歌山県の空き家率は全国No.1の21.2%です。

 

非常に高い数値ですね。

 

和歌山で空き家化する原因はいろいろあるのですが、おおかた長期入院されたり、死亡によるものが多く、続き、転居をしてそこが空き家化しています。

 

和歌山県だけの問題ではありませんが、高齢単身世帯であったり、高齢夫婦世帯の増加にともなって、今後も空き家が増加するリスクは非常に高いです。

 

空き家と高齢化の問題は決して無関係ではありません。いまは大丈夫だと思っていても、いずれ空き家をしっかり管理できなくなる年齢が必ずきます。そのとき動こうと思っても、体力がなくなってしまいほとんど手遅れ状態です。

 

徳島県

 

 

徳島県は、空き家率が21.2%でした。

 

徳島県において空き家が増加している背景には、人口の減少や、高齢化して空き家化してしまう現状があります。

 

また、賃貸のニーズであったり、購買ニーズが少ないため、空き家のままになりやすい難しさも露呈されています。

 

 

山梨県

 

 

1998年に調査がスタートして山梨県は、空き家率がいつもNo.1だったのですが、今回のリサーチでは、3位でした。

 

ただし、それでも決して喜ばしい状態とはいうことができません。

 

そもそも山梨県の空き家は、20年間でほぼ1.7倍にも急増しています。

 

倒壊であったり、建材の飛散するなどのリスクが高い空き家がおおよそ28%あります。

 

山梨県での空き化する要因は、相続であったり、入院や施設に入所、転居などがあります。その中でおおよそ70%は相続問題です。

 

 

鹿児島県

 

 

 

鹿児島県の場合、空き家率は20.4%です。

 

かつ、鹿児島県で深刻な問題とされているのは、空き家を放置している率が非常に高いことです。

 

高知県

 

高知県は、20.3%です。

高知でも、今後も高齢化問題であったり、相続により空き家が増加することが予測されており、空き家予備群の問題を抱えています。

 

 

実際に空き家の数が多い県は?

 

 

空き家率と、実際に空き家の数が多い県とは違いがあります。

 

実際に空き家の数が多い県の場合は、

 

No.1:東京都

No.2:大阪府

No.3:神奈川県

No.4:愛知県

No.5:埼玉県

 

です。こちらは、おおかたみなさんが想像するものと一致するのではないでしょうか。人口が多いと、結局それだけ多くの空き家が出現することになります。

 

東京都は、無論、全国No.1で空き家数が最も多い地域で、空き家数はおおよさ81万戸とされています。

 

その中でも、腐朽したり、破損があるものを含めて放置されている要注意空き家はおおよそ10万戸です。中でも、世田谷区と大田区に空き家の数が多い現状があります。

 

大阪府の場合、空き家数はおおよそ62.5万戸です。こちらは、10年で1.25倍に増えている深刻な問題を抱えています。

 

腐朽・破損ありの空き家は、15.7万戸程度あり、大阪府内の全空き家のおおよそ25%です。

 

それぞれの県で行われている空き家対策を見る

 

このまま、空き家を放置しておく訳でにはいかないのです。

 

個人個人の方々が、真剣に空き家と向き合うことも大事ですし、それぞれ自治体の取り組みも大事です。

 

和歌山県では、空き家の増加と、管理がされていない空き家を解消させるために、空き家改修助成制度であったり、データベース化する……など様々な対策が行われています。

 

徳島県では、2017年から、ふるさと納税のお礼の品として、空き家見守りサービスの項目を追加しています。その中で、徳島県で所有している空き家の状況をチェックし、現地写真やアドバイスなどをまとめた「点検結果報告書」を発送するサービスが提供されています。

 

また、山梨県では、助成金であったり、啓発活動以外にも、相続財産管理人制度の活用など施策を実施しています。相続財産管理人制度を有効活用し、新しい所有者への所有権移転や家屋の取り壊しを進める取り組みです。

 

鹿児島県では、県、鹿児島大学、また、まちづくり団体などが一致団結し、空き家のリノベーションを推進しています。それにより、空き家をコワーキングスペースとして活用されることが期待されています。

 

高知県では、空き家率が高いことを重視し、空き家所有者と移住希望者の方々をつなぐ空き家マッチングツアーを企画し、空き家の活用を促しています。

 

まとめ

 

いかがでしょうか。

 

お家は、みなさんはいつも密接にかかわる存在です。そのお家に住まず、そのまま放置しておくことで大きな問題が発生することになります。

 

もう既にお話ししていますが、高齢化して、空き家をどうにかしようと思っても体力もなくなってしまうことでしょう。

 

考えるのは、「いま」です!

 

解体アスベスト相談窓口は、空き家のいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

このような場所に、まずは相談する姿勢をもってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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