お役立ち情報

問題ない? 空き家に住み着く害獣の種類

解体

空き家をそのまま放置しておくと、いろいろ起こる弊害があります。

 

「害獣」もそのひとつです。

 

まだ、どのような害獣が空き家に住み着くのかイメージできないという方々も多くいらっしゃることでしょう。

 

今回は、空き家を放置してしまうことで、発生するリスクのある害獣について解説します。

 

 

ぜひ一読ください。

 

空き家に住み着きやすい害獣とは

 

安易に空き家として放置しておくことで、以下のような害獣被害に見舞われることがあります。

 

 

ハクビシン

 

ハクビシンとは、日本に生息する唯一の、ジャコウネコの仲間です。

 

ハクビシンは漢字では、「白鼻芯」と書きます。字のごとく額から鼻にかけてある白い線が特徴です。

 

クリッとした目をしていて、アライグマにも似たかわいらしいルックスで、実際にペットとして可愛がっている方々もいるのですが、やはり狂暴な害獣として、空き家をお持ちの方々は警戒しなければならない存在です。

 

ハクビシンは、かなり頭のいい動物であるため、環境への適応能力であったり、学習能力が高く、本来は森林であったり、山間部の木々の上を住居としているのですが、都市部の生息数も日本各地で増えてきました。

 

 

ハクビシンは夜行性動物で、昼間、ねぐらとして暗い場所を求めています。まさに、放置された空き家は、恰好なターゲットです。

 

最近、特に空き家でのハクビシンの被害が急増しています。屋根や壁に穴があいていれば、そこから簡単に入り込み、屋根裏をねぐらとして活用します。また、厄介なのはハクビシンの糞尿による悪臭、天井のシミ、木材の腐敗であったり、ダニや、病原菌が発生してしまうことです。

 

ハクビシンは、決まった場所に排泄する習性をもっているため、建材を腐敗させたり、排泄物の重みで天井が抜け落ちる被害が起きています。また、ハクビシンが、ノミやダニを空き家に持ち込むことで、不衛生な環境が拡散してしまうことでしょう。

 

雑菌、ウイルスの健康被害にもそうとう注意が必要で、そのままの状態にしておけば、その空き家は永遠に人が住むことができない家になる可能性があります。

 

ネズミ

 

空き家での害獣被害が一番多いのは、ネズミと言っていいでしょう。

 

単に屋根裏でバタバタ騒がしいだけでなく、騒音であったり、フンの被害、柱、断熱材を齧ったりする被害が起こり、そうとう厄介な存在です。

 

ただし、ネズミは、人が住んでいるお家の食べ物も狙ったりするため、空き家だけが被害の対象ということではありません。

 

ネズミは警戒心が強い害獣であるため、人の気配があまりない場所であったり、外敵被害に遭遇しないであろう場所を好んでいることは事実です。子育ての環境にいい場所であれば、空き家は狙われるべきターゲットであることも間違いありません。

 

空き家には餌がないという問題はあるのですが、近くで調達することができる環境であれば、ネズミが住み着く可能性は充分にあります。

 

クマネズミは、屋根裏・天井裏など乾燥した、高い場所を好むネズミです。

 

ハツカネズミは、屋根や、戸袋、排水パイプ、家具裏など狭いスペースを好むネズミです。

 

ネズミは何でも齧る性質をしているため、断熱材や柱、壁などもボロボロにされてしまいます。また、なんでも巣材にします。最も注意しなければならないのは、電気配線や配管を齧られることであり、火事が起こるリスクです。空き家だからと決して安心できる問題ではありません。

 

アライグマ

 

空き家をずっと放置しておけば、アライグマの被害にあうかもしれません。アライグマは可愛らしい顔をしているのですが、実際には、凶暴で人を咬みついたり襲ってくるリスクもあるため、安易に近づいたり、気軽に手を出さないよう注意が必要です。

 

アライグマの場合も、ハクビシンと同じように、同じ場所に糞尿を出すことで、衛生環境がどんどん悪化していきます。

 

実際問題、子どもをどんどん産んで数が増え、それらが空き家に延々と住み着き天井の破損や腐敗する被害が出ています。

 

害獣は、鳥獣保護管理法により捕獲や殺傷は禁止であることも被害を訴える方々があらかじめ知っておかなければならないことです。ですから、駆除対策をしようと思えば、独自の判断で行わず専門業者に依頼する必要があります。

 

シロアリ

空き家を蝕むシロアリは、主としてヤマトシロアリやイエシロアリです。木材をエサとして生活し、空き家の床下や柱などをボロボロにしてしまうリスクがあります。

 

シロアリの被害は、空き家だけに限定される訳ではありません。新築のお家や、現在住んでいるお家でも同じ問題が発生しています。

 

シロアリ被害に気付かないまま放置していれば、やがて建築物全部に被害が及んでしまいます。耐震性の強度もダウンしてしまうことでしょう。

 

スズメバチ

スズメバチは凶暴性があり、かつ、毒針を持っているため人が襲われてしまうことがあります。

 

刺されれば激しい痛みや腫れが起こり、アナフィラキシーショックを引き起こし、最悪、死に至る危険もあります。

 

スズメバチは空き家の玄関や軒下、物置また、庭の土の中などいろいろな場所に巣を作り、秋あたりには巨大な巣が完成します。

 

巣を発見したら、ハチを刺激しないで、速やかにその場から離れることを意識し、駆除業者に依頼をしましょう。自身の判断で駆除するのは大変危険です。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしょうか。

 

害獣が住み着いてから害獣を駆除するのもなかなか大変な作業です。何よりも大事なのは、空き家をそのまま放置しないことではないでしょうか。

 

解体アスベスト相談窓口は、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

ぜひ一度気軽にご相談ください。

運営会社:セイエイグループ株式会社
© 解体アスベスト相談窓口 All right reserved.