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空き家がゴミ屋敷に…… 手遅れになる前にしなければならないこととは

空き家

放置された空き家で心配しなければならないのは、いつの間にかゴミ屋敷化してしまうことです。

 

 

実際問題、現在、ゴミ屋敷と化した空き家が急増中です。

 

その原因は、果たしてなんなのでしょうか。

 

 

空き家がゴミ屋敷化する原因 【高齢化】

 

なんで、空き家がゴミ屋敷化してしまうのか、

 

その原因は、高齢化です。

 

日本は、高齢化社会を確実に迎え、たった一人で高齢の方が住んでいることも決して珍しくありません。

 

高齢の方々でも、当然住む場所が必要であるのですが、問題となるのは、次第に年をとれば、どうしても体力が衰えてしまうため、ゴミを捨てようと思う気持ちが失せてしまったり、いままでしていたお部屋の片づけがされなくなってしまうことです。

 

また、今まで住んでいた家を、施設に移るため手放すこともあるでしょう。

 

体力のある子供さんが一緒に住んでいれば、子供さんが片付けをしてくれるのでしょうけど、既に親元を離れ暮らしていることも多いため、結果、一人暮らしを余儀なくされ、空き家化することが多くあります。

 

身よりのない高齢者が増えている

 

高齢の方々が、体力がなくなってゴミの片づけを容易にすることができなくなれば、一緒に住んでいる子供さんがそれをすればいいのです。

 

子供さんと別で生活している高齢者もいるのでしょうけど、困ったとき容易に頼れる人がいてくれればいいのですが。

 

問題なのは、身よりのない高齢者が増え続けていることです。

 

内閣府の「平成23年度 高齢者の経済生活に関する意識調査結果(全体版)」を確認すれば、病気の時であったり、一人では不可能な日常で必要となる作業の手伝いなどで頼れる人がいるかどうかという質問に対し、60歳以上の単身高齢者の方々の場合、別居している家族や親族という回答が66パーセントあるの対して、いないと回答した人たち12.3パーセントいる現状です。

 

今の生活に不満がない?

 

高齢者の経済状況については、内閣府の 「平成28年 高齢者の経済・生活環境に関する調査結果(全体版)」を確認したところ、「経済的な暮らしに心配なし」と回答した高齢者の方々はおおよそ7割いる結果でした。

 

つまり、多数の高齢者の方々は、現状の暮らしの経済的問題にはなんとか満足しており、このままの状態で一人暮らしをし続けていてもいいと考えているようです。

 

ただし、そうは言いますが、確実に体力も衰えてくるでしょうし、今までできたことができなくなっていくことがあるでしょうし、病気になる心配もあります。

 

一人暮らしの高齢者の方々が認知症になれば、地域の約束事を守れなくなったりし、ご近所の住人とトラブルになることも心配材料です。

 

例えば、症状の悪化に伴って、当然守らなければならないごみ出しのルールを忘れてしまったり、悪いことをうまく認識できなくなり大声を発し、騒音の苦情が多発したりすることがあります。

 

最悪、現在、住んでいるお家からの退居を余儀なくされてしまったり、犯罪になるリスクもあるため、認知症にかかった高齢者をたった一人で生活させるのはとても大きな問題です。

 

空き家のゴミ屋敷化を防ぐためにできること

 

高齢者の方々のゴミ屋敷の問題が解消されていくために、体力が衰えれば、家族がそれをしてあげればいいのです。

 

そして、家族ができることの一番は、やはり、一緒に暮らすことではないでしょうか。

 

ただし、自分も家庭をお持ちでしょうし、仕事があったりし簡単には融通がきかないという方々がほとんどです。

 

同居することが難しいのであれば、公的な見守りサービスを活用するというのも方法のひとつです。

 

また、高齢者の方々がまだ、元気に動けるのであれば、仕事をもつことで、認知症の問題を回避でき、社会との接点を持つことも可能です。

 

サークルであったり、ボランティア活動などグループ活動に参加するよう、他の人たちが促してあげるのもいいでしょう。

 

一人暮らしをしている高齢者が社会とのコンタクトを持ち続けることができるための体制や環境作りも今からの大事な課題です。

 

現代社会において、近隣とのコミュニケーションが希薄になっていることが多くあり、孤立した生活を送る人が増えています。

 

社会的孤立が進むと、生活環境の変化にも容易に気付いてもらえず、ごみ屋敷化が加速してしまうことになるでしょう。また、精神的な問題を抱えている場合も、なかなか支援の手が届かないことが多いです。

 

空き家がゴミ屋敷化する原因【経済的困窮】

 

 

経済的に困窮している方々が、ごみ屋敷を作ってしまうこともあります。

 

ごみの処理であったり、片付けにかかるお金の支払いができず、結果、ごみが溜まるだけ溜まってしまうことでしょう。

 

そこで自治体は、本当にお金に困惑している方々に対して、ごみ屋敷化・空家の問題に積極的に介入し、なんらかの支援を提供する必要もあるでしょう。

 

一部の自治体では、経済的な理由より清掃業者を利用することができないような場合に、行政が補助金を提供する制度が提供されていることがあります。

 

補助金には上限が存在するのですが、利用することができる行政サービスがあるならやはり利用しない手はありません。

 

空き家がゴミ屋敷化するリスク

 

放置された空き家がゴミ屋敷化すれば、以下のようなリスクを抱えることになります。

 

それは、害虫・害獣が大量発生する問題です。

 

害虫・害獣が発生すれば、自分だけの問題でなく、周囲の人たちにも多大な迷惑をかけることになるでしょう。

 

火災や倒壊にも十分注意しなければなりません。ゴミ屋敷の中には燃えるゴミが積みあがっているいることが多く、いったん火がつけば、気づかれるのも遅れ、瞬く間に家屋に燃え広がってしまうでしょう。

 

また、掃除がされていない空き家の場合、コンセント部にホコリが付着していることも多く、電気とホコリの摩擦でトラッキング火災が起こる危険があります 。

 

どんどん空き家の劣化が進行し、最悪の場合、倒壊を起こしてしまうリスクについても考える必要があります。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

ゴミ屋敷化した家屋が、空き家となれば、さらに様々な問題を引き起こすことになります。

 

そのためにも、ゴミ屋敷にならないように注意すること、また、空き家を放置しない意識が大事です。

 

しかし、年をとればとるほど、ゴミ屋敷を空き家化させてしまう不安も募るばかりです。いまできる対策と向き合う必要があるのではないでしょうか。

 

空き家を解体することも、選択肢のひとつです。

 

解体アスベスト相談窓口は、空き家問題、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

解体アスベスト相談窓口に相談することで、空き家がゴミ屋敷化する問題も解消させることができます!

 

ぜひ一度気軽にご訪問ください。

 

 

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