現在、空き家を売ろうと考えている方々もいらっしゃることでしょう。

しかし、空き家ってそんなに簡単に売却できるものでしょうか。

この記事では、空き家を売却する方法、売れないときの対処方法について解説します。

不動産会社に買取する

空き家を売却したいと思えば、不動産会社に依頼をして、買取してもらえばいいでしょう。

いちいち自身で買い手を探す必要がありませんし、手っ取り早く空き家の現金化が可能です。

買取とは、不動産会社が直接不動産を買い取る方法のことです。買取と仲介では、不動産を売る相手に違いがあります。

仲介では、不動産会社が売主と買主の間に立ち、仲介役となり不動産を取引します。

仲介の方法であれば、買主が見つかるまでに時間がかかることが多くありますが、買取の場合、スピーディーに現金化が可能です。

ただし、不動産会社に空き家を買取してもらう場合には、売却価格が仲介の6～8割程度になってしまうことはあらかじめ理解しておく必要があります。

仲介よりも買取の金額が安くなってしまうのは、リフォームや修繕費用がかかってしまったり、仲介手数料がないあたりの問題が絡みます。

不動産買取であれば、内外装の状態が悪くてもそのまま売却できますが、その後不動産会社が販売する前には修繕費用の負担があります。売却前のリフォームが必要でないだけ、買取金額から修繕費用が差し引かれてしまうことになるでしょう。

また、仲介売却では仲介手数料を不動産会社の利益とすることができるのですが、買取の場合はそれがありません。仲介手数料分の利益が引かれ、相場より買取金額が安くなってしまうのです。

空き家バンクに登録

自治体が運営する空き家バンクに登録するのも方法のひとつにあげることができます。

「空き家バンク」とは、登録した空き家をホームページなどで公開し、空き家を買いたい人と空き家を売りたい人をマッチングするシステムです。

みなさんが空き家バンクに登録することで、仲介では買い手が見つかりにくく不動産会社では扱ってもらえないような空き家でも、インターネットを有効活用し、全国津々浦々、情報を発信しアピールすることができます。

ただし、不動産会社の仲介とは違って、意欲的な販促活動をしてもらえる訳ではありません｡価格設定や物件状態、立地の需要……などと言った条件が難しいと、なかなか買い手が見つからないこともあるでしょう。

空き家をリフォームして売却する

空き家をリフォームし売却することを考えている方々もいらっしゃることでしょう。

リフォームにかかる費用は、「どの程度リフォームするか」という範囲によって大きく違ってきます。たとえば、リビングの壁紙だけであったり、トイレの便器を交換するだけ……程度のごくごく簡単なリフォームであれば、10万円程度の比較的手軽なリフォームが可能です。

しかし、水回りの設備を全部交換する必要があったり、フローリングを張替えたり、外壁を直したりするなど、全体に及ぶリフォームであれば、数百万円の費用がかかることもあります。また、選ぶ機器や素材のグレードなどによっても数万円から数十万円差が出ることも出てくることでしょう。

築年数の古い家が欲しいという人たちは、ある程度の古くても良いという発想はお持ちでしょう。しかし、あまりにも管理状態が悪い空き家であれば、見た目が汚かったり、嫌なニオイがしたりなど、購入欲求が激減することもあります。

空き家をリフォームすることで、ボロボロになっていた部分がキレイになり、湿気によるカビ臭も消えて印象をアップすることができます。

リフォーム済みの空き家であれば、すぐに住めるというのも、買い手側からすると受け入れやすいメリットでしょう。

しかし、リフォームにかかった費用分だけ、空き家を高く売り出そうと考えるのもごくごく普通の発想です。時として、数百万円もかかってしまうリフォーム工事の費用を全部上乗せして売ろうという思いでは、もともとの価格設定によっては高すぎて、結果、敬遠されることもあります。

空き家は、不動産会社に依頼して売却する

空き家は、不動産会社に依頼して売却する方法があります。

空き家を売却する方法には、建物を残したまま売却する方法と、解体工事を済ませて更地にしてから売却する方法があります。

建物の状態が良い、立地が良好で、需要が多い……など、資産価値が高い空き家であれば、そのままでも充分、売却できる可能性はあります。

しかし、かなり老朽化が進行していたり、損傷などで空き家の状態が悪くそのままでは売り出しにくい場合は、業者に解体工事を依頼して、更地にしてから売却する方法を選ぶといいでしょう。

まとめ

空き家を売却する手段は、他にもいろいろあります。そろそろ放置をせず、真剣に向き合うときではないでしょうか。

しかし、実際問題、更地にしたからといって絶対に売れるとは限る訳ではありません。ですから、専門家と相談しながら、解体する費用対効果が得られるかどうかをしっかりと検討することが大事ではないでしょうか。

解体アスベスト相談窓口は、空き家売却、また、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

解体アスベスト相談窓口に相談することで、きっと費用対効果の高い方法を見つけることができるでしょう。

ぜひ一度気軽にご訪問ください。