今現在、空き家の管理を自分自身で行うことができないため、空き家管理代行サービスを利用しようと思っている方々もいらっしゃることでしょう。

ぶっちゃけ、空き家管理代行とはどのようサービスなのでしょうか。

実際には、空き家の管理をご自身で行うことができない場合、解体することも選択肢に入れて行動・検討するといいでしょう。

今回は、空き家管理代行サービスのメリットとともにデメリットについて解説します。

空き家管理代行とはどのようなサービスを提供している？

空き家管理代行サービスとは、空き家の所有者に代わり、専門業者によって空き家の管理を行うサービスのことです。

遠方に住んでいるからなかなか空き家の管理を行うことができなかったり、仕事や育児が忙しいから管理できないという方々が、そのようなサービスを利用しています。

空き家はそのまま放置していることで、「特定空き家」に指定されてしまうリスクがあり、強制取り壊し、固定資産税が増える可能性もあります。

空き家管理代行サービスを有効活用することで、そのような様々な問題を回避することができるでしょう。

空き家管理代行サービスを利用するメリット

空き家管理代行サービスを利用するメリットは、様々あります。

以下をご確認ください。

空き家の管理が楽になる

まずは、空き家管理代行サービスを利用することで、所有者の方々は、空き家の管理ががぜん楽になります。

空き家管理代行サービスを利用することで、防犯・防災・衛生・景観の視点で巡回確認をしてもらうことができます。

また、敷地内外から確認出来る範囲で、建物の不具合、老朽化の具合を点検し、さらに、庭や庭木、草木……などの点検を行ってもらうことができます。

郵便受けの確認や整理、チラシなどの処分、郵便物の保管もしてもらうことができ、室内の換気、雨漏り・カビの確認、通水、水道ガスメーターのチェック……など様々な用途で利用することができます。

高齢でなかなか体力的に空き家の管理が難しい……という方々もいらっしゃることでしょう。そのような方々にとって、空き家管理代行サービスはかなり有効的な手段ではないでしょうか。

建物の傷みを抑えられる

空き家管理代行サービスを利用することで、空き家の老朽化を抑えることができます。

空き家管理代行サービスが専門的に、かつ、定期的に点検を行ってくれるため、所有者自身ではなかなか発見しづらいような傷みや異変に対しても早い段階で対応できるため、大規模修繕が必要となる以前に良い対策をとることが可能です。

空き家の修繕であったり、手入れが行き届かない状態が持続すれば、家屋は次第に腐敗や劣化が進行してしまうでしょうし、それだけ資産価値も下落していってしまうことになります。

このさき、空き家をリノベーションして再利用を考えている方々も、家屋の傷みが少ない方が、施工にかかる費用負担も少なく済ますことができます。

近隣トラブルの損害賠償などの問題を防げる

適切な管理が行われないまま放置された空き家であれば、雑草や庭木が伸び放題で隣の敷地に入ってきたり、容易に不審者が住み着き、ゴミの不法投棄などを行ったりする危険があります。

瓦の落下や建物の倒壊でご近所の方々にケガをさせてしまったり、損害賠償などと言った大きなトラブルに発展するケースも少なくありません。

放置され続けた空き家は、いろいろな犯罪の温床となる危険があるのですが、空き家管理代行サービスに適切な管理を行ってもらうことで犯罪を未然に防ぐことができ、ご近所の治安は守られることでしょう。

さらに空き家管理代行サービスに依頼すれば、台風や大雨などの災害時にも業者が適切な対応を行ってくれるため、近隣の方々に被害が及んでしまう可能性を低くすることができます。

空き家管理代行サービスのデメリット

ただし、空き家管理代行サービスを利用するデメリットもあるため、そのこともしっかり理解した上でサービスを利用するといいでしょう。

サービスを利用するためにお金がかかる

まずは、大きなデメリットは、サービスを利用するからにはお金がかかってしまうことです。

空き家の管理代行サービスの内容によりますが、おおかた月額で5,000円〜30,000円あたりの費用がかかります。

実際問題、空き家管理代行サービスの費用は1ヶ月単位で考えれば、それほど高額ではないと言ってもいいのかもしれませんが、数年〜数十年利用する方々もいらっしゃるでしょうし、そうなれば、金銭的負担はかなり大きいです。

それでも、空き家管理代行サービスを利用した方がいいというケースはあるのでしょうけど、もしも、近々空き家を解体することになれば、今まで支払いしてきた費用は、無駄なお金になってしまうかもしれません。

空き家は、「解体」という選択肢もあるため、サービスを利用する前にまずは実際にどうすればいいか真剣に考える時間が必要です。

優良業者ではないかも

空き家管理代行サービスを利用するからには、優良業者に依頼したいと考えるものの、中には悪徳業者もあるため業者選びには慎重になる必要があります。

空き家管理代行サービスの中には、過剰な施工を要求してきたり、高額な追加料金を請求したりする業者もあるため注意が必要です。

また、空き家管理代行サービスの質や信頼性にバラつきがあることも注意すべきポイントです。

実績やサービスの内容、料金などにかなりの差があり、適切な業者を見極めるのが難しかったりします。

また、地域によっては選択肢が少なくなかなか業者を探しづらいことがあります。

さらに、業者によっては具体的にどのような管理を行うのか内容が不透明なこともあるでしょう。

優良な空き家管理代行サービスを見つけるために「相場」を知る

空き家管理代行サービスを選ぶときには、まずは相場を知ることが大事です。相場を把握しておくことで適正な水準値を知ることができき、悪徳業者に引っかかるリスクを留めることができます。

あらかじめ相場を知っておくことで、料金が高すぎる場合は値下げ交渉もすることができるでしょう。

地域によって相場にも多少違いが出てくるため、一社だけでなく、複数の業者から見積もりを取って比較することも大事です。

まとめ

空き家管理代行サービスを利用することは決して悪いことではありません。

しかしすぐに決断するのではなく、選ぶときはサービス内容をしっかり把握することも大事です。

解体アスベスト相談窓口は、空き家問題、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

解体アスベスト相談窓口に相談することで、空き家管理代行サービスの選び方、代行サービスを利用した方がいいのか、空き家は解体するのがいいのか正しい判断をすることができるようになります。

ぜひ一度気軽にご訪問ください。