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空き家解体業者の選び方 こんな業者は注意したい

解体

空き家を解体しようと思えば、おおかた解体業者に依頼することでしょう。

 

ほとんどの方々が、そんなに解体の体験をしている訳ではないでしょうし、業者選びに悩んでいる方々もいるのではないでしょうか。

 

 

実際問題、どの解体業者も優良業者ということでもないため、依頼する方々にも見極める力は必要となります。

 

適当に業者選びをすれば、以下のような危険な業者にも遭遇してしまうでしょう。

 

 

空き家は自身で解体することができる?

 

そもそも、空き家を解体するとき、業者に依頼しない選択肢もあるのでしょうか。

 

実際には、空き家を自分自身で解体する選択もない訳ではありません。 

 

ただし、作業は簡単ではありません!

 

自身で解体する場合、解体工事中起こるかもしれない事故であったり、トラブルは全部自身の責任となります。

 

たとえば、空き家の解体工事では、工事している最中まきちらす粉塵であったり、騒音についてご近所からクレームを受けることになるかもしれません。

 

また、道路を遮断してしまったがため、通行人から猛クレームをうける可能性もあります。

 

解体工事で、隣りのお宅の建物を傷つけてしまう……と言ったトラブルも起きてしまうかもしれません。

 

アスベストの難しい問題

 

また、アスベストの調査を解体工事の前に行うことは、法律で義務付けられていることです。

 

アスベストは、いままでたくさんの建物において建材として使われてきたのですが、人の身体に有害であることがわかり、2006年には全面的に使用することが禁止されています。

 

アスベスト調査を行った結果、アスベストが含まれていることがわかれば、解体工事を行う前に除去しなければならないことも法律で義務付けられています。

 

自身の空き家にアスベストが含まれているか否かによって、解体工事の進め方も変わってしまうことになります。本来であれば、アスベストの除去は、防護服を着て専門の技術者が行うべき専門性と危険性が高い作業なのです。

 

もしもアスベスト調査を行い、アスベストが含まれているとわかったときには、自身で除去するのではなくアスベスト除去業者に依頼することが必要です。

 

こんな悪徳解体業者に遭遇するかも……

 

 

果たして、空き家の解体工事を悪徳業者に依頼したとき、どのようなことになってしまうのでしょうか。

 

様々な不安要素を想定することができます。

 

不法投棄されてしまうかも

 

 

解体工事で悪徳業者を選んでしまったばかりに、出た廃材を不法投棄されるかもしれません。

 

もしも、あなたが依頼した解体工事業者が不法投棄を行っていれば、その責任は、解体工事業者だけにあるのではなく、施主さんにもかかってくることがあります。

 

不法投棄といっても、廃棄物の建材ガラだけの問題ではなく、建物内部に残存する不用品を一般ごみとして廃棄することも不法投棄に関わる問題であり、容易に近所の方々とのトラブルにもなりうることです。

 

 

追加請求されてしまうかも……

 

解体業者に依頼するときには、多くの方々は見積もりを依頼することでしょう。見積金額が安ければ、つい契約しようという気持ちになるのかもしれませんが、それも騙される原因かもしれません。

 

悪徳な解体業者の場合、意図的に最初、安い見積もりを提示し、あとあと追加で高額を請求してくることがあります。

 

追加請求の内容はいろいろありますが、実際には、工事をスタートしないことにはわからないことがあるのも事実です。ただし、良心的な解体業者であれば、追加請求についてもあらかじめわかりやすく説明してくれるはずです。

 

許可なしで工事を進行する

 

 

そもそも解体工事は、許可であったり、登録がなければ作業してはいけないようになっています。しかし実際問題、みなさんが依頼した解体業者が実は無許可だったということも起こりうることです。

 

・建築工事業

・土木工事業

・とび・土木工事業

・建設業許可内装仕上工事業……

 

このような許可がある業者であれば、解体工事は行うことが可能です。

 

見積もりを依頼するときであったり、契約を結ぶようなとき、許可や登録まで確認する方も少ないため、このようなトラブルも結構発生する率が高いです。

 

ご近所に対しての配慮がない

 

解体工事は、ご近所への配慮もなしで行うことができません。工事がスタートすれば、騒音や粉塵……など、周辺に迷惑をかけてしまうことが多々あります。

 

多くの空き家の解体業者では、工事がスタートする前、ご近所へあいさつ回りを行い、建物は防音シートで覆う対応などを行っています。

 

悪徳な解体業者であれば、あいさつをすることはありませんし、防音シートではなくブルーシートで簡易的に覆う程度のこともあります。

 

他にも、タバコをポイ捨したり、大声で喋ったりするなど、周囲のことを全然配慮せずに、作業を行う業者もあります。

 

これらの行為がクレームに発展すれば、依頼主に責任追及することもあるため注意が必要です。

 

業者の適当な行動

 

解体工事は屋外で行う作業のため、必ず工期通りのスケジュールで作業が進行するとは限る訳ではありません。

 

悪天候のせいもあるでしょうし、作業中、地面の中から埋設物が発見され、工期が大幅にずれ込んでしまうこともあります。

 

あえてこのような事情であれば仕方はないのですが、中には解体業者の勝手な言い分によって工期が遅れてしまうこともあります。人員不足であったり、作業ミスなどもそれにあたるでしょう。

 

本来であれば損害賠償の対象ともなっていい問題ですが、それに応じないというトラブルも続出しています。

 

違法就労させられている

 

また、違法就労の作業員を使っている悪徳解体業者もあるでしょう。近年のことを言えば、外国人労働者が解体作業にあたることも決して少なくありません。

 

もちろん、合法的な就労ビザを取得している人材がほとんどなのですが、中には不法残留の外国人を使って作業させる解体業者も。中学生に解体作業をさせるというかなりひどいケースも過去に起きています。

 

このような違法就労は、主として業者が人件費を削る目的で行っているのですが、そのために作業の質は低下するでしょうし、事故が発生するリスクもおのずと高くなります。

 

下請業者に丸投げする

 

解体業を名乗っている業者の中には、実際には自分のところで工事を行っていないところもあります。そのような解体業者は、工事を請け負っておいて、後、全部を下請業者に丸投げすることを行っています。

 

施主側からすれば、当然、仕事を依頼した業者が工事の責任を負っていると考えるでしょうけど、現実には工事を担当しないため、責任の所在があいまいになってしまうことがあります。

 

実際に、依頼した業者と現場の連携がうまくいかないで、施主の意向がしっかり伝わらないこともあるでしょう。また、工事範囲などで現場との意見の食い違いが起こって、トラブルに発展するケースがあります。

 

工事を途中で放棄する

 

悪徳解体業者の中には、工事を途中で投げ出してしまうような適当な業者もいます。

 

施主からは、お金をすでに受け取っていることが多く、はじめから工事を完了させる気持ちもない……という悪質な業者も散見します。

 

工事に対して施主と意見の食い違いが起こって、大人げない喧嘩から工事を放棄してしまう業者もいます。

 

その他、工事途中でトラブルが起こり、対処できないことから逃げ出してしまうといったケースもあります。

 

まとめ

 

もちろん、しっかり法律やマナーを遵守し、工事を行う解体業者もたくさんあるのですが、それでも中には、さまざまな問題を引き起こす悪徳業者も存在することを知っておく必要があるでしょう。

 

それは、依頼する方々の認識不足によるものかもしれません。

 

そのような業者に引っかからないためには、あらかじめ悪徳業者が行いやすい手口を知っておく必要もあるでしょう。

 

解体アスベスト相談窓口は、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

解体アスベスト相談窓口に相談することで、きっと間違いのない解体業者選びを行うことができるでしょう!

 

ぜひ一度気軽にご訪問ください。

 

 

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