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自宅で再利用できる建材や設備を積極的に見つけてみては?

解体

新しいお家に建て替える際、建て替える以前の古いお宅に使われていた部材を再利用することは、状態がいいものであれば可能です。

 

愛着や思い出の一杯つまった柱や床、建具……などを一部でも再活用することで、古い木材の持つ良さ、味わい、思い出などを新しい家に取り込むことができます。

 

新しいお家に、古い部材を利用することで、オリジナリティの高いお家を創造できることにプラスして、依頼主さんにとって過去と未来がつながる住み心地のいいお家を建てることができます。

 

また、環境への負荷軽減や、利用可能な資源の有効利用と言った視点からも、単純にそのまま廃棄してしまうのではなく、再生されることが現在の社会が求めているニーズです。

 

 

柱も再利用できる

 

 

木材は、伐採した後に乾燥させ、お家の建材などに積極的に使用されています。温度や湿度により膨張や収縮を幾度となく繰り返し、段々と強度を高めていく性質をもちあわせています。

 

 

古いお家にあった柱を新しいお家に部分的に活用すれば、新しい家への愛着も思い出とつながり、より一層増すことも間違いありません。

 

また、大黒柱であれば、板材に変身させることも可能です。板材に変身させることができれば、そこから棚板であったり、小物用の棚、また、テーブル、小物入れなどと言った利用できる範囲もそうとう拡散することができます。

 

手延べガラスを室内ドアにはめ込む

 

一般的に現代のお家の窓に使用されている透明のガラスは均一の厚さで作られているため、向こう側の景色をそのままキレイに見せてくれています。多くの方々は、そのような窓ガラスが当たり前とも思っていることでしょう。もちろん、そこには多くのメリットがあるのですが。

 

しかし、昔のお家には、手延べといわれるものがあり、手作りされたガラスの場合、厚さは均一でないことより、そこから見ることができる景色に独特の揺らぎが発生します。

 

そのようなガラスがいいと言っても、現在ではなかなか手に入れられるものではありません。

 

また、昭和時代に多く使われていた柄付きのガラス板などであれば、新しいお家に導入し、ドアや小窓、備え付け家具のポイントとして部分的に取り入れ、オリジナリティな雰囲気を演出することができます。

 

今では見る機会が少なくなった、手延べガラスであるからこそ希少価値があり、そのまま廃棄処分してしまうのではとてももったいない話しです。

 

そのようなものを積極的に取り入れてに外の風景や、様々な柄を通し入り込んでくる光のバリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

エアコンは、再利用できる?

 

お家の建て替えの際に費用をできるだけ安くしよう思っている方々は、エアコンの再利用も考えるのかもしれません。

 

エアコンを再利用することは、費用を抑えられるメリットがある場合もあるのですが、一方で買い替えた方がお得な場合もあります。そのあたりのことをしっかり見極められる目をもちたいです。

 

エアコンを再利用するということは、移設作業が必要となります。エアコンの取り外し、取り付け作業によって、費用が発生し、請求されることになります。そのとき、エアコンの状態であったり、追加費用が発生してしまう場合、新しいエアコンを購入してもそれほど料金が変わらないこともあります。

 

最新のエアコンを使用している場合ならいいのかもしれませんが、問題は、長い期間使っているエアコンです。

 

エアコンの寿命はおおよそ10年から15年あたりです。10年以上程度既に使っているエアコンの場合は、頑張って移設したところですぐに壊れてしまう可能性があります。ですから、10年以上の期間使っている場合は、買い替えてを検討した方がいいのかもしれません。

 

また、エアコンの機能が古い場合です。省エネ機能が備わっていないエアコンであれば、備わるものと比較して余分な電気代の出費がかかります。年間ではかなり違いが出るため、電気代が高騰している現在、長い目でみて新しい機能の備わったエアコンの買い替えを検討するといいでしょう。

 

また、新しいお家のエアコンを取り付ける部屋が大きくなるケースです。そもそもエアコンは適正な部屋のサイズがあるため、お部屋のサイズが大きくなれば、充分に涼しくならない可能性があります。

 

既存のキッチンを再利用できる?

 

新しいお宅に、キッチン本体の再利用は行うことができます。

 

ただし、こちらの場合再利用したいと思えば、建て替えが終了するまでキッチンの保管場所のことを考え、確保する必要があります。

 

キッチン本体をそのまま保管しようと思えば、かなり広めのスペースが必要となってしまうことでしょう。保管料も支払いしなければならないですし、新しいお家で再利用するのには、キッチンをクリーニングするための費用もかかってきます。

 

さらに、既存のキッチンを使用したいと思えば、間取りやレイアウトの方が逆に限定されてしまうことでしょう。なかなかイメージのままのキッチンを実現するのは難しいのかもしれません。

 

さらに、古いキッチンを再利用すれば、壊れてしまったとき保証を受けることもほとんど不可能です。そのような時に同じ型のパーツがまだメーカーにストックされているかわからないリスクもあります。

 

そのような様々なことを考えると、やはりお家を新しく建て替えるのなら、キッチンは再利用するよりも一新した方にメリットが大きいのかもしれません。

 

 

まとめ

 

いかがでしょうか。今回は、新しいお家に、古いお家の建材・設備を再利用する方法について解説しました。

 

新しいお家を建てるのに何もかも新しいものに替えてしまうのではなく、再利用する意識ももつことで、環境にやさしいお家作りを実現できるだけでなく、思い出も大事にすることができます。

 

ただし、何もかも再利用がおすすめできるということでもありませんので、いろいろと専門家に相談もしてみるといいでしょう。

 

解体アスベスト相談窓口は、解体工事におけるいろいろな問題を気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

 

解体アスベスト相談窓口に相談することで、いろいろ建材・設備の再利用のアイデアも膨らましてみるといいでしょう。

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